走査型近接場光学顕微鏡 (Scanning Nearfield Optical Microscope : SNOM) もまた全反射蛍光顕微鏡と同様に近接場光を利用した、1分子イメージングが可能な超解像光学顕微鏡である。しばしばNearfield Scanning Optical Microscope (NSOM) とも呼ばれる。SNOMには以下のように様々なモードがある。
- コレクションモード
- イルミネーションモード
- 散乱モード
コレクションモード
コレクションモードでは試料表面に近接場光を発生させる。先端開口が100nm以下の、先の尖ったガラスファイバーを試料表面に近づけてガラスファイバー内に近接場光を入れて検出する ( 図1 参照 ) 。
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図1:コレクションモードの概念図
イルミネーションモード
イルミネーションモードはコレクションモードとは逆に、先端の尖ったガラスファイバー (先端開口100nm以下) に光を入れる。ガラスファイバーの先端に発生した近接場光を試料に照射して、蛍光などの試料からの光を検出する。この方法には透過型と反射型がある (図2参照)。
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図2:イルミネーションモードの概念図
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