蛍光顕微鏡を利用することにより、次のようなことが可能となる。

  1. 1分子イメージング
  2. 分子の分布、分子相関測定
  3. 定量化
  4. 多重化
  5. 分子の向き、変化

蛍光

1分子イメージング

観察対象の分子の大きさが顕微鏡の理論分解能値以下であっても、蛍光プローブを分子に付けることにより1分子をイメージングできる。現在は、近接場光を用いた蛍光顕微鏡で1分子イメージングが実現されている。

分子の分布、分子相関測定

見たい分子に蛍光プローブを標識することで、分子の局在や移動、分子間相互作用を測定できる。この測定方法として、蛍光共鳴エネルギー移動 (FRET) や光褪色後蛍光回復法 (Fluorescence Recovery After Photobleaching :FRAP) 、蛍光相関分光法 (Fluorescence Correlation Spectroscopy:FCS) などがある。

定量化

蛍光の色や明るさの変化を検出することによって、細胞内イオン濃度などの定量化ができる。

多重化

発光スペクトルの違いを使って、多重標識した複数の物質を同時に検出できる。

分子の向き、変化

蛍光の偏光特性から、分子の向きや変化がわかる。

参考文献

レーザー顕微鏡を用いた細胞機能の解明、生命科学における応用物理、大阪大学 応用自然科学科