薄型テレビやデジタルサイネージなどの多くのディスプレイでは、リアプロジェクション方式と液晶バックライト方式が多く使われており、レーザーTVもこれらの方式で開発されている。ここでは、RGB3 色のレーザーを用いたリアプロジェクション方式と、バックライト方式について原理と具体例を述べる。

リアプロジェクション方式のレーザーテレビ

リアプロジェクション方式では、RGB3 色のレーザーをバックライトとして使用し、空間光変調器で画像信号を重ね合わせ、投射レンズによりスクリーンに裏側から拡大投影された画像を出力する。

三菱電機が開発したリアプロジェクション方式のレーザーテレビ[1]がある。光の3原色(RGB)を構成する3つの半導体レーザーと、実際に表示される色が映像信号に忠実なものとなるよう制御する、三菱電機独自のカラーマネジメント技術「ナチュラルカラーマトリクス(NCM:Natural Color Matrix)」を組み合わせることで、xvYCC規格で表現可能な広い色空間を最適に再現している。空間光変調器として、DMDが使用されている。

赤色及び青色に半導体レーザーを利用し、緑色は第二高調波発生(SHG: Second-harmonic generation)を用いた世界初のレーザーテレビが三菱電機より2008 年に米国で発売された[2]。このレーザーTVは、DLPプロジェクションテレビで、色再現性は「通常の液晶テレビの約2倍」、消費電力は液晶やプラズマを大幅に下回り、投写角度が広い「超広角光学エンジン」により従来のリアプロテレビより薄いという性能を有している。

また、このSHG方式とは異なり、レーザー光で蛍光体を励起させ、RGB3色を得る方法もある[3]。米国Prysm社では、青色半導体レーザーを変調しながら、塗布されたRGB 蛍光体上を走査して映像を出力している。この方法では、光学系が大きくなるものの、スペックルノイズが生じないという特徴がある。

液晶バックライト方式のレーザーテレビ

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