望遠鏡の光学的性能について、「倍率」「視界」「明るさ」「集光力」および「分解能」について紹介する。
倍率
望遠鏡の倍率は、対物レンズへの入射角と接眼レンズからの射出角の比である角倍率として定義される。望遠鏡の倍率を上げるにはレンズの焦点距離の比率を変えれば良いが、暗くなったり、十分に分解できずぼやけてしまったりする。このため、単純に倍率を上げるのではなく、観察に適切な条件を設定することが重要である。
視界
実際に見える視界を実視界といい、望遠鏡で見える視界を見かけの視界という。見かけの視界は、実視界に倍率をかけたものになる。
明るさ
望遠鏡の明るさは射出瞳径の面積に比例する。射出瞳径とは、接眼レンズのアイポイントの直径を示す。射出瞳径は対物レンズの口径Dを倍率mで割った値となる。このため、対物レンズの口径が大きいほど明るくなり、高倍率になるほど暗くなる。
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