液晶ディスプレイの仕組み
液晶とは
液体と結晶の中間状態を取る分子状態を指し,英語のLiquid crystalから名付けられた.液晶の分子構造は,「結晶」状態から温度を上げると,「スメティック結晶」,「ネマティック結晶」と呼ばれる状態を経て「液体」となる(図1).結晶状態では,分子は一方向を向いて整列しており,マクロには固体状態にある.スメティック液晶は,分子は一方向を向いているものの,平面内,すなわち層ごとには移動が可能な状態を指す.ネマティック結晶では,分子の配向はおおよそ揃っているが,ばらばらに位置し,流動性を持つ.そして,液体となると,分子の向き,位置がばらばらとなる.
図1.液晶の結晶状態.
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