共焦点レーザー走査型顕微鏡
レーザーを励起光源に利用した蛍光顕微鏡であり,高い空間分解能が得られる.光学系を図1に示す.標本には蛍光色素を予め導入しておく.励起波長に合ったレーザー光を照射すると,目的の部位からの蛍光が得られる.対物レンズに取り込まれた蛍光はダイクロイックミラーで反射される.この時,合焦面の結像位置にピンホールを設置しておくと,迷光や,焦点以外から生じた光をブロックすることができる.ピンホールを透過した光を検出することで,焦点における蛍光強度を取得する.レーザー光もしくは標本を走査することで合焦面全体の蛍光強度分布を取得する.焦点面の高さを変えることで,3次元立体像の取得が可能である.蛍光の他にも,ラマン散乱光を取得する共焦点ラマン顕微鏡なども開発されている.
図1.共焦点レーザ走査型顕微鏡の概略図.
無料ユーザー登録
続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
- @optipedia.info ドメインより登録の手続きを行うためのメールをお送りします。受信拒否設定をされている場合は、あらかじめ解除をお願いします。
- Gmailをお使いの方でメールが届かない場合は、Google Drive、Gmail、Googleフォトで保存容量が上限に達しているとメールの受信ができなくなります。空き容量をご確認ください。