一般的な光コヒーレンストモグラフィ(OCT: Optical Coherence Tomography)システムのブロックダイアグラムを上図に示す。構成は
- 低コヒーレンス光源
- 干渉計(主にマイケルソン干渉計)
- 参照光学系
- サンプル側光学系
- 検出器
- 信号処理系
に分類される。
近年の研究における干渉光学系には、主にファイバーカプラが用いられる。低コヒーレンス光源からの光を2×2ファイバーカプラに入射し、参照光学系とサンプル側光学系に光を分波する。この干渉光学系における光の分岐比は、理論的にも実験的にも非対称な比率が用いられる。
参照光学系に入射した光は、主に反射体により反射された後、もとのファイバー系に再び結合する。
サンプル光学系に入射した光は、サンプル上スポットを2次元に掃引できるように構成された光学系を通してサンプルに照射される。この掃引操作は主にコンピュータ制御される。サンプル内部からの後方散乱光もしくは後方反射光は、再び入射してきたファイバー光学系に結合し、カプラ内で参照光学系から返ってきた光と干渉信号を生成する。干渉信号は、光検出器をつかって検出し、横方向を固定したサンプルの焦点延長線場の反射強度プロファイルを構成する。
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