電波を使った無線通信などと同様に、レーザー光も電磁波なので通信手段として用いることができる。至近距離では光ピックアップ、遠距離ではレーダや航空機、衛星通信などに使われている。
レーザー光を用いた通信では、その指向性の高さが特徴となる。遠隔地間の通信には電波を用いているものが多く存在する。しかし、電波はレーザー光ほどの指向性を持たないために広範囲に拡散してしまい、不特定多数の人が信号を受信できてしまう。GHz程度の周波数を持つマイクロ波を、パラボラアンテナによって発信することで指向性を高めることもできるが、それでも拡散の影響は大きく、送信方向以外でも信号を受信できてしまう(図)。一方、レーザー光は鋭いビーム形状で伝搬するため、特定の受信者のみに信号を伝送できる。そのため、電波通信に比べると秘匿性が高い方式である。
図 電波通信とレーザー光通信の模式図
参考文献
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