まず、革新的レーザー技術の開発: 激光XII号レーザーによる研究から現在のFIREX計画に至る高速点火方式の研究までを紹介する。

初期のレーザーによる実験: 爆縮温度、爆縮密度、高速点火方式

(1) 初期の爆縮核融合実験とexploding pusher

1970年代~ 爆縮の基礎的な実験が行われる
1974年 KMS Fusion社 最初のレーザーによる爆縮実験
圧縮されたDT燃料からの中性子発生を観測
1975年 2ビームの激光II号ガラスレーザー ガラスマイクロバルーンの照射実験が開始
爆縮による核融合中性子を観測
~1980年 ガラスレーザーの基本波(1.05 [μm])照射 exploding pusher targetの薄い球殻を100 [ps]の短いパルスで爆発的に膨張、内向きに単発の強い衝撃波で燃料を高温に圧縮
爆縮した燃料プラズマでの核融合反応を実証

(2) X線変換とキャノンボールターゲット
慣性核融合の爆縮用エネルギードライバーとしてのレーザー使用法は、以下の二種に分けられる。

直接照射駆動(direct drive)

レーザー光で直接ターゲットを照射し駆動させる。

間接照射駆動(indirect drive)

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