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コアに希土類(Rare Earth:RE) の3価のイオンを活性物質として添加した希土類添加ファイバーは、図1に示すように波長3 μm以下の様々な波長に遷移線を有する。

希土類添加ファイバーの発光波長域

図1:希土類添加ファイバーの発光波長域

Er3+、Nd3+、Yb3+等の典型的なRE イオンの添加量は100ppm(Parts Per Million) から10, 000ppm (1 %) 以上までと幅広い。シリカガラス中でのRE イオンはRE2O3 として存在するが、添加濃度が高くなると局所的に分布がかたよるクラスタリング(clustering:偏り) が起こる。しかしAl2O3やP2O5等を共添加し希土類イオンを溶けやすくすることにより、クラスタリングをある程度防ぐことができる。またAl2O3が共添加されることにより蛍光スペクトルは平滑化かつ広帯域化される。更にコア部には屈折率を上げるためにGeO2等が加えられる。

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