波長板は、入射光の平行成分、垂直成分の偏光に差位相差を発生させる。この位相差は、波長板に使われている複屈折結晶の屈折率差によって発生する。与える位相差が180°(π)のものを1/2波長板、90°(π/2)のものを1/4波長板と呼ぶ。
屈折率が小さい軸を高速軸(Fast Axis)、大きい軸を低速軸(Slow Axis)と呼ばれる。
1/2波長板
主に直線偏光の回転を目的としている。例えば、遅相軸に対して45°で入射してきた直線偏光は90°回転する。

図1: 1/2波長板
1/4波長板
主に直線偏光から円偏光へ、円偏光から直線偏光への変換を目的としている。例えば、遅相軸に対して45°で入射してきた直線偏光は円偏光になる。

図2: 1/4波長板
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