光ファイバーは、母材製造と線引きの工程で製造される。

代表的な母材製造法は、下記の通りである。

  • MCVD法
  • OVD法
  • VAD法

一般的なMCVD法とVAD法について簡単に述べる。

MCVD

石英ガラス管にコアの部分を構成する成分のガスを送り込むと、バーナーの熱(1,600〜1,800度)でスートと呼ばれるガラス成分になり、ガラス管の内部に付着する。さらにバーナーの熱で高温となり透明のガラス層ができる。この工程では、中空がある状態である。バーナー温度を2,000度にすると、ガラス管の中空部が潰れて母材となる。

図1: MCVD法

VAD

バーナーにガラス成分のガスを燃焼させ、微粒子状態にしたものを付けて多孔質母材として成長させていく手法である。コア合成とクラッド合成それぞれのバーナーを用いる。この多孔質母材をヒーターで熱していくと、透明の母材となる。

図2: VAD法

無料ユーザー登録

続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
ログインパスワードをメールにてお送りします。 間違ったメールアドレスで登録された場合は、改めてご登録していただくかお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目