パッチコード
最適な研磨が施され、各種コネクタが取り付けられた光ファイバーは、一般的にパッチコードと呼ばれる(コネクタが無く、ジャケットで保護されていないものを光ファイバー素線という)。コネクタの型番は、”コネクタ/研磨面”で示される場合が多い。ここで、コネクタの種類と研磨面について代表的なものを簡単にまとめる。
コネクタの種類
種類特徴SMAねじ固定型。コア径が大きいマルチモードファイバーを使う場合が主。
FC | ねじ固定型。研磨面の種類が豊富。 |
LC | RJ45プッシュオン型で脱着が容易。超小型コネクタ。 |
SC | プッシュオン型で脱着が容易。 |
ST | バヨネット固定型で着脱が容易。 |
端面研磨
種類 | 特徴 | 反射損失 (dB) |
---|---|---|
垂直フラット | フェルール先端を垂直に研磨されたもので、接続に整合材が必要。 | 16〜 |
PC (Physical Contact) | フェルール先端が凸球面で研磨されたもの。整合剤を使わず、直接接触で接続する。 | 25〜 |
SPC (Super PC) | PC研磨の後、さらに低反射研磨されたもの。 | 40〜 |
UPC (Ultra PC) | PC研磨の後、さらに低反射研磨されたもの。 | 50〜 |
APC (Angled Physical Contact) | フェルール先端が傾斜角8°で凸球面研磨されたもの。 | 60〜 |
端面研磨後に反射防止(AR)コートが施されたものもある。