オプティクス用マウントは、下記の光学素子を固定や位置決めするために用いられる。光学系には必須の部品である。

これらのマウントは、単純に固定式するものと可動式がある。可動式は、移動や回転機構が付いており、マイクロメータなどの調整ネジや電動のアクチュエータで位置決めを行う。

可動式では、キネマティック式とギンバル式がある。それぞれの特徴について簡単にまとめた。

 

キネマティック式

3つの球を円錐、V字溝、平面の3点でピッチ(Y軸中心の回転)、ロール(Z軸中心の回転)、ヨー(X軸中心の回転)を調節するマウントである。V字溝と平面の球は調整ネジが付いており、この2点をそれぞれ動かし、角度を固定する。角度が変わると光学素子の中心が移動する。

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