LMAファイバーではコアとクラッドの屈折率差∆nを小さくすることでモードエリアを制御している。しかし、通常のSI型LMAファイバーでは、MCVD (Modified Chemical Vapor Deposition) 法やDND (Direct Nanoparticle Depo- sition) 法の限界により、コア‐クラッド屈折率差条件∆n ≪ 10−3を制御するのが難しく、NA < 0.06 の光ファイバーの作成は困難である。
そこで次の技術として、フォトニック結晶ファイバー (PCF) において周期的な空孔の間隔や直径を制御することで、低NA値を完全に制御し、完全シングルモードのLMAファイバー (モード断面積~2000μm2) が実現された。ただ、NAが小さくなりすぎると巨視的な曲げだけでなく、マイクロベンド損失 (微視的な曲げ損失) に対しても伝搬特性が敏感になるため、無限にLMA化することはできない。
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