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GI 型マルチモード光ファイバー (GI-MMF) はコアの中心の屈折率が高く、クラッドに近くなるほど低くなっている。これにより、低次モードはコアの中心近くで全反射し、高次モードはコアの外側で全反射するため、高次モードの方が長い距離を伝搬する。しかし、光の速度は屈折率に反比例するので ( v = c/n )、屈折率の低いコアの外側を進む光の方が速度は速い。以上のことより、屈折率分布を最適化することでモード分散を小さくできる。
GI-MMFの標準規格は ITU-T の勧告で定められており、core/clad が 50/125μm、1310nm でのファイバー損失は 0.8[dB/km] となっている。伝送損失はシングルモード光ファイバーに比べて大きいが、ネットワーク機器等への光ファイバー接続が簡単であることから、LAN などの近距離情報通信用途に用いられている。
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