ラマン増幅器(Raman Amplifier) は誘導ラマン散乱(SRS)を利用した光増幅器である。特に光ファイバーを用いたものをファイバーラマン増幅器(Fiber Raman Amplifier : FRA)と呼ぶ。

ファイバーラマン増幅器は光通信において信号帯域の拡大と伝送特性改善の両面において有効であり、大容量通信時代の有力な技術として注目を集めている。図1に後方励起型システムにおけるファイバーラマン増幅器の一般的な構成を示す。

ファイバーラマン増幅器の構成

図1:ファイバーラマン増幅器の構成

ファイバーラマン増幅器では、励起光波長より最大で約100nm長波長側にある信号光を増幅できる。ファイバーラマン増幅器は励起効率が低く、光ファイバー長も数kmと長いのが欠点である。

一方、利得帯域が広いため、励起光波長を変えることで任意の波長域で増幅できるのが特徴である。このためファイバーラマン増幅器は信号帯域の拡大に対応し、近年の通信容量増大に応える技術の一つである。また、ラマン増幅を用いたシステムでは、励起光の届く数10km の光ファイバー中で低雑音かつ分布的に増幅できるため、分布型増幅器としても優れた特性を有する。

ファイバーラマン増幅器のメーカーには、Amonicsなどがある。

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