素線のままでは保護が十分ではないため、素線の上にさらに、ポリアミド樹脂 (ナイロン) などで被覆を施したものを心線という。

心線は主に 3 種に分類でき、0.25mm 光ファイバー素線 (UV 心線) の他に、0.9mm 光ファイバー心線と、多心の光ファイバー素線を UV 硬化型樹脂で並列に並べたテープ心線がある。図 に 3 種の光ファイバー心線を示す。

chapter2-05

図:各種光ファイバー心線。(a)0.25mm 光ファイバー心線 (UV 素線)、(b)0.9mm 光ファイバー心線、(c) テープ心線 (4 心テープ心線)

 

ナイロン心線

ナイロン心線は光ファイバーに、一次被覆として UV 硬化型樹脂 またはシリコーン樹脂を用い、2 次被覆としてポリアミド樹脂 (ナイロン) を用いたものである。識別のため、2 次被覆には着色が施されている。特に 0.9mm の 外径 (2 次被覆径) のものを 0.9mm 光ファイバー心線と言う。光ファイバー素線と比較すると強く、取り扱い性に優れており、主に光ファイバーコードや、LAN 用ケーブルに使用されている。ナイロンなどの 2 次被覆はバッファと呼ばれる。 バッファにはルースバッファとタイトバッファの 2 種類がある。タイトバッファは光ファイバー素線の上に直接付着しており、ルースチューブバッファはファイバー径の数倍の直径を持つプラスチックチューブを使用する。

 

テープ心線

テープ心線は 0.25mm 光ファイバー素線を平行に並べて、UV 樹脂で一括被覆したものである。この心線は溝の中に納めてケーブルを構成する (テープスロット構造) のためのもので、心線収容性に優れている。通常 2 心、4 心、8 心タイプがある。