Chirally-Coupled Core (CCCまたは 3C)ファイバーは図に示すように、希土類が添加されている中心コア (コア径 35μm、NA=0.07) の周りにパッシブサイドコアが螺旋状に撒きついた構造をしている[1][2]。CCC ファイバーにおいて、高次モードはサイドコアに強く結合されるが、基本モードのほとんどは中心コアを通る。よって、高次モードはサイドコア内で大きな曲げ損失 (損失:90~130 dB/m )を受け、最終的に中心コアにはLP01モードが残る( LP01の損失:0.2~0.3 dB/m )[3]。Yb が添加されたコア径35μmの CCCファイバーを用いた主発振器出力増幅 (MOPA) システムで、平均出力 100W、パルス幅10ns、繰返し周波数100kHzでピークパワー100kWが達成されている[4]。 CCCファイバーを用いることで、ビーム品質M2 <1.1で平均出力100W、パルス幅10ns、パルスエネルギー1.0mJ (@10~100kHz) のファイバーレーザー[1]や、コア径50~100μm でのシングルモード伝搬が期待されている[5]。
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