PCFの取り扱い方
PCF を取り扱う上で注意しておきたいことを述べる。PCF の端面が解放状態の場合、水分を含んだ空気がエアホール内に潜入し、伝送損失が増大したり、伝送損失に温度依存性が顕示化されたり、ファイバー端面が汚染されたりする。また、端面損傷も起こりやすくなる。例えばフェムト秒パルスレーザーの場合、ピーク強度が高いため小口径コア部分に端面損傷が生じやすい。
それらを防ぐために、PCF の端面シーリングが行われている。ファイバー端面を加熱処理して空気穴を塞ぐことで、水分を含んだ空気が潜入しないようにする。更に端面でのスポットサイズ (MFD) や NA を拡大することで、ファイバー端面の損傷閾値を高くしている。そうするとコネクタ付けや研磨、コーティングが可能になる。
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