コラム – 科学技術文明の変遷と我が国の国家戦略
目次

(中井貞雄先生ご提供)


住・工業生産力については活性度が高く、知的水準の高い国民性により我が国はいち早く先進国の仲間入りを果たし、人類の進歩に貢献しうる国となりました。しかし資源に乏しく、国土が狭いという国のおかれた状況による食料、エネルギー問題はいまに至るまで脆弱なままであります。生存の基本条件をあなた任せに放置したままでは個人も国もその尊厳を保つことは出来ません。

食・農業、食料生産において人工光源を使って新鮮野菜を栽培するビジネスが注目を集めています。太陽光と人工光、それに土あるいは水をうまくコントロールすると露地栽培の野菜よりその作物本来の成分が豊富なそしておいしい作物を作ることが可能となってきました。我が国の主食は米です。これについてもレーザー光を使った植物工場で70日で育成し、年5回の収穫が可能な手法が開発されました。それも生育が難しいとされている銘酒用の酒米で、しかも収穫された米から酒が醸造されました。なかなかの美味でした。植物育成により工業原材料を生産することや、バイオマスから燃料を生産するなど、自然の光の利用もまだまだ大きなポテンシャルを秘めています。

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