下図は市販されている波長1.0 μm帯のパルスレーザーのうち、パルス幅 100 fs 〜 100 ps のフェムト秒レーザー・ピコ秒レーザーの繰返し周波数とパルスエネルギーの関係をプロットした図である。

ピコ秒・フェムト秒レーザーの繰返し周波数とパルスエネルギー
フェムト秒レーザー・ピコ秒レーザーの繰返し周波数とパルスエネルギー

レーザー微細加工用途

レーザー微細加工に用いられるようなレーザーでは パルスエネルギー > 10 μJが求められる。また、加工のスピード上重要な繰返し周波数は通常数100 kHz程度で良い。これより、繰返し周波数 数100 kHz、パルスエネルギー 10 μJ を満たす製品が市場に多く出ている。

バイオ用途

顕微鏡などのバイオ応用では繰返し周波数 数10 MHz 以上の光源が良い。パルスエネルギーは、nJオーダーもあれば十分で、それ以上のパルスエネルギーを持つ光源を細胞に照射すると細胞が焼けてしまう(非線形顕微鏡用途の市販品では、NDフィルタなどにより光源を弱めている)。

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