ファイバーブラッググレーティング (FBG:Fiber Bragg Grating)とは光ファイバーのコア中に回折格子を形成し、光フィルタとしての機能を持たせたファイバー型のデバイスである。FBGはブラッグ反射条件を満たす任意の波長の光のみを反射させることができる(回折格子の周期の2倍の波長を持った光を反射)。回折格子を光ファイバー中に非破壊的に直接形成できるため、低損失・小型・高信頼性・伝送用光ファイバーとの整合性など多くの利点を有してる。

チャープファイバーブラッググレーティング( チャープFBG: Chirped Fiber Bragg Grating )は、パルス中の低周波成分と高周波成分の反射位置が異なるようにグレーティングの周期が変化しているFBGであり、チャープミラーと同様の作用をする。チャープFBGは、光の入射の向きを入れ替えることでコンプレッサーにもストレッチャーにもなる。光ファイバー中に非破壊的に回折格子を形成できるため、低損失・小型・高信頼性など多くの利点を有している。図1はFBGとチャープFBGの模式図である。

Chirped fiber bragg grating

図1:Chirped fiber bragg gratingの模式図

図2はチャープFBGとサーキュレータからなる分散補償器の構成図である。

Chirped fiber bragg grating を用いた分散補償器の構成図

図1:Chirped fiber bragg grating を用いた分散補償器の構成図

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