高非線形ファイバー(Highly non-linear fiber:HNLF)を超短パルス光で励起すると、ラマン効果及びソリトン効果により、超波長側にソリトンパルスが発生する[1]。励起光強度が強くなると、ソリトン自己周波数シフトによってソリトンパルスの波長が連続的に超波長側へシフトする(図1参照)[2]。音響光学変調器(AOM: Acousto-Optic Modulator)や電気光学変調器(EOM: Electro-Optic Modulator)を用いた励起光強度の制御で、超高速(MHz〜GHz)な波長制御が可能になる。超短ソリトンパルス光の波長が連続的に変化するため、測定時間の遅い検出器や測定器では、光スペクトルは擬似的にSC光(擬似SC光)のように観測される[3、4]。
擬似SC光の中心波長、帯域幅およびスペクトル形状は、光学変調器(AOM、EOM)の駆動波形により任意に変えることができる。

ソリトン周波数シフト[4]

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