化学酸素ヨウ素レーザー(chemical oxygen iodine laser)

励起酸素を過酸化水素のアルカリ溶液と塩素を反応させることにより発生させ,発生した励起酸素でヨウ素の分子を原子に解離し,さらに励起する.励起されたヨウ素原子はエネルギーを失うときに1.315 μmの光を放出する.この光をレーザーとして取り出す化学レーザー.スケール則により大出力化が可能なこと,希薄ガス中での発振のため光の質を高く保つことができることから軍事用のレーザーとして開発されてきたが,ファイバ導光可能な波長城であることから,レーザー加工機としての開発もおこなわれている.