光パルススクイージング(optical pulse squeezing)とは

光の直交位相振幅,光子数-位相など非可換な物理量のうち一方の量子ゆらぎを標準量子限界以下に抑制する技術をものスクイージングという.光パルスは連続光にくらべて強いピークパワーを持つため,スクイージングに必要な非線形光学効果を効率的に起こすことができるメリットがある.またスクイズされた光は,単にゆらぎが少ないというだけでなく,量子エンタングルメント(もつれ合い状態)をはじめとした量子力学特布の状態の生成にも使われ,量子情報処理,量子通信などの新しい技術への応用が期待されている.