IZEST 2013、Tokyo、Japan
2013年11月東京にて国際的な超高出力レーザー組織 IZESTの年会が開催された。
IZESTは将来のゼタ(1018)ワット、エクサ(1015)ワットレーザーとその応用研究を目指した国際組織で、MourouやTajimaが中心になって設立し、植田は創立以来のメンバーとしてこの東京会議でも招待講演を行なった。前年のグラスゴーで開催された第2回IZEST会議では、Higgs先生を招待して、レーザー加速によるPeV電子加速器の可能性を議論し、次世代レーザーの概念提供を依頼された植田は、高平均パワーレーザーの将来像として、レーザーセラミックで作ったハードディスクドライブは1000倍以上高い冷却効率を実現するデバイスとなり得ると議論した。フランス大使館で開催された東京会議では、レーザー拡大則のパラダイムシフトと題して、高出力技術が大口径レーザーから高品質ビームのコヒーレントビーム結合に移る必要があると論じた。それほど、真空からの物質制御など光だけによる高エネルギー物理が必要とするピークパワーまでのギャップは大きかったのである。従来技術による拡大則はすでに限界に達していた。
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