ファイバーディスクレーザーの進歩
実際にファイバーディスクができるようになった後の進歩を紹介する。上に示したように、ファイバーディスクに対して、LDバーからの励起光を導入する方法を、まずな実験テーブル状でテストしながら、徐々に一体化していった。いかにも研究室の実験から一体化した装置に変化していることが分かる。
国家プロジェクトの目標である1 kWを越える出力を達成するために、同様の使用を持つファイバーディスクレーザーを3枚製作し、おのおのの特性を測定した。右のように、おのおのD1 384 W, D2 368 W, D3 340 Wを発生し、おのおのの電気光変換効率は18%、17%、16%と測定された。励起用LDバーを加えた全体の直径は43cm、高さは6cmであり、全体としての光/光変換効率は46%であった。この結果を解析すると、LDバーの出力からファイバーレーザーの励起に使われた結合効率は60-70%に とどまっており、LDバー・励起用リボンファイバー・ファイバーディスクの間の結合損 失を改善すれば、ディスク1枚あたり500 W出力が可能だと分かった。
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