焦点距離

主点から焦点までの距離を焦点距離という。主点は前側、後側両方に存在するが、焦点距離は前後とも同じになる。薄肉単レンズの場合、焦点距離fは以下の式で計算できる。

n: ガラスの屈折率
R1: レンズ前面の曲率半径
R2: レンズ後面の曲率半径

曲率半径の符号は、凸面のとき+、凹面のとき−となる。例として、前面曲率半径20mm、後面曲率半径無限大、屈折率1.5の平凸レンズの焦点距離の計算を図1に示す。

図1: 焦点距離の計算例

図1にあるように、この平凸レンズの焦点距離は40mmとなる。

バックフォーカス

なお、カメラレンズの用語に、バックフォーカスという用語があるが、これはレンズ最終面から後側焦点までの距離を表したものであり、焦点距離とは異なる。また、フランジバックという用語は、レンズを取り付けるフランジ面(突き当て面)から後側焦点までの距離を表す。

無料ユーザー登録

続きを読むにはユーザー登録が必要です。
登録することで3000以上ある記事全てを無料でご覧頂けます。
ログインパスワードをメールにてお送りします。 間違ったメールアドレスで登録された場合は、改めてご登録していただくかお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

既存ユーザのログイン
   
新規ユーザー登録
*必須項目