100フェムト秒の超短パルスレーザーの利用で、非線形光学効果に基づく新たな「光ピンセット」の原理が発見されている。

この光ピンセットは、レーザー光焦点の左右2点でナノメートルスケールの微粒子を捕捉ができ、2点間の距離をナノメートルオーダーで制御することが可能である。そして、レーザー光の偏光方向の回転で、2点の回転制御が可能である。

この光ピンセットでは、様々な材料の微粒子や、原子・分子を補足できる可能性があり、今後のナノテクノロジーの発展に期待されている。例えば、微粒子を一定間隔に配列するナノ加工、生物試料や高分子化合物の操作、回転するナノレベルの装置の作成に期待される。

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