単層カーボンナノチューブ(single-wall carbon nanotube)とは

カーボンナノチュープには単層のものと多層のものがある.単層カーボンナノチューブは1枚のグラフェン(グラファイトの単原子層シートで六員環のネットワーク構造を持つ)を円筒状に丸めた構造を持ち,その直経は約1から3 nmである.グラフェンの丸めかたから,単層カーポンナノチューブにはアームチェア,ジグザグおよびらせん構造を示すカイラールと呼ばれる3種類のものが存在する.原子,分子とバルクの中間にある1次元物質であり.ナノスケールデバイスへの材料として,近年特に注白を集めている.