自励発援型半導体レーザー(self-sustained-pulsing laser diode)とは

半導体レーザー内部に意図的に設けられた過飽和吸収体の効果によりレーザー出力が数百MHzから数GHzで振動する半導体レーザー.この現象は広い波長範囲で利得が発生するためレーザー発振縦モードを多モード化する効果を有し,戻り光に対する低雑音レーザーとして,光ディスクのピックアップ用光源に用いられる.単一縦モードの半導体レーザーを用いた場合,高周波重畳駆動をおこなわねばならず,重畳回路による不要輻射の対策やコストなどの問題が生じる.