量子情報科学(quantum information science)とは

情報科学と量子力学の融合から生じた分野であり,「情報」の恨元を「波動関数」と考える.したがって,「情報」の処理過程は,波動関数の運動法則であるシュレティンガーの方程式を基本とする.古典的情報科学との決定的な差は,「情報」の「重ね合せ」を許すことである.このことから,古典力学的にはありえない状態=量子エンタングルメントが生まれ,その制御が中心的課題となっている.